コロナ禍で日本に帰国する際、空港到着後の流れは大きく異なります。
今回は2021年12月下旬にフィンランドから日本に帰国した際の
空港から隔離ホテルまでの流れを紹介します。
↓動画もあるので、見てみてください!↓
- 1 日本帰国の経緯
- 2 事前準備
- 3 日本帰国時レポート
- 3.1 【7:55】機内で書類配布
- 3.2 【9:40】成田国際空港到着
- 3.3 【9:51】国際線乗り継ぎ客の降機
- 3.4 【10:05】日本入国者の降機
- 3.5 【10:09】椅子で待機
- 3.6 【10:23】追加書類の配布
- 3.7 【10:55】次のエリアに移動
- 3.8 【10:57】記入書類のチェック
- 3.9 【11:02】PCR検査
- 3.10 【11:10】アプリダウンロード・説明
- 3.11 【11:34】最終確認
- 3.12 【11:38】検査結果待ち
- 3.13 【14:59】番号読み上げ
- 3.14 【15:02】検査結果・待機ホテル通知
- 3.15 【15:05】入国審査
- 3.16 【15:07】荷物受け取り
- 3.17 【15:14】ホテル行きバス待ち
- 3.18 【16:02】ホテル行きバスに乗車
- 3.19 【17:00】ホテル到着
- 3.20 【17:20】バス下車
- 3.21 【17:22】ホテルチェックイン
- 3.22 【17:26】部屋到着
- 4 まとめ
- 5 まとめ
日本帰国の経緯
旅の予定
2021年10月終わりから12月末まで、ヨーロッパを旅する予定でした。
スペイン→フランス→イタリア→ドイツの各都市を周遊しながら
クリスマスマーケットなどの冬のイベントも考慮・計画して、出発しました。
年末まで旅するつもりだったが…
出発時にはホテル隔離は無く、自主隔離だけでした。
しかし旅行中にオミクロン株が大流行。。。
ドイツのクリスマスマーケットは中止が相次ぎ、旅程も変更することに。
12月初旬には日本人の日本入国禁止が発表され、急いで復路航空券を予約。
帰国日を大幅に前倒ししました。
ホテル隔離期間
日本入国時に過去2週間以内の滞在国歴によってホテル隔離期間が決定します。
僕は過去2週間以内の滞在国がクロアチア・フィンランドだったので
3日間のホテル隔離が確定してました。
日本帰国後のホテル隔離期間はこちらから確認できます。
事前準備
日本帰国前に事前に準備する事は2つあります。
航空券予約
まずは航空券の予約です。これが無いと飛行機に乗れません。(当たり前)
海外から日本への片道航空券を予約する時は、予約できるサイトが限られてきます。
今回は1番利用しやすいExpediaで予約しました!
予約や空き状況はコチラから!
今回のケースは、下記スケジュールの通りでした。
出発地 | 出発時刻 | 到着地 | 到着時刻 | |
---|---|---|---|---|
12/19 | ヘルシンキ
(フィンランド) |
17:25 | パリ(フランス) | 19:35 |
12/20 | パリ(フランス) | 13:15 | 成田(日本) | 9:10+1 |
パリで乗り継ぎ時間が17時間くらいありますが、そこは気にしないでください。笑
フランス乗り継ぎですが、乗り継ぎ地は滞在国歴に含まれません。
書類準備
日本入国する際に、事前準備しておく書類は2つあります。
①PCR検査の陰性証明書(出国前72時間以内の検査証明)
②質問票(WEB)の回答QRコード
①PCR検査の陰性証明書
2022年1月現在、日本に入国する全ての人は
出国前72時間以内の検査証明を取得する必要があります。
搭乗手続きを行う際にも、航空会社スタッフが確認してきます。
②質問票(WEB)の回答QRコード
厚生労働省管轄の質問票(WEB)に回答すると、QRコードが発行されます。
こちらは回答する際に、座った飛行機の座席を記入する箇所があり
どんなに早くても、、、飛行機のWEBチェックインが可能になってから回答できます。
質問票WEBページはこちら。
こちらは搭乗手続きの際、確認されませんでした。
最悪日本に到着してからでも、回答出来ます。(時間があれば事前に回答しておきましょう)
日本帰国時レポート
【7:55】機内で書類配布
成田国際空港に到着する約1時間前に、書類が2つ配布されます。
配布される書類
①滞在国歴・健康状態を確認する書類
②携帯品・別送品申告書
①滞在国歴・健康状態を確認する書類
表には、入国後の注意点が記載されてます。(厚生労働省HPでも確認できます)
裏は滞在国歴を記入する箇所があります。
②携帯品・別送品申告書
こちらは通常旅行する時にも記入が必要なものですね。
回答箇所や質問は通常のものと一緒です。
【9:40】成田国際空港到着
到着予定時刻から30分遅れで成田国際空港に到着しました。
他の飛行機の離着陸が無いので、スムーズに到着ゲートへ。
【9:51】国際線乗り継ぎ客の降機
まずは国際線乗り継ぎのお客さんから降機が始まります。
ほとんどが外国人の方でした。
【10:05】日本入国者の降機
国際線乗り継ぎのお客さんが降機して、10分ちょっとで日本入国者の降機が始まります。
飛行機を降りると専用通路などで隔離されることはなく
通常通りの通路を歩きます。
気づいたら途中で誘導スタッフがいました。
【10:09】椅子で待機
通路を歩いていくと、番号の貼られた椅子が現れます。
ここに到着した順番で椅子に座ります。
【10:23】追加書類の配布
座って待っていると、スタッフの方が誓約書を配布し始めました。
誓約書はほとんどの方がこちらで記入してました。


検疫法に基づく質問もあります。
【10:55】次のエリアに移動
今回座った番号が33番だったということもあり
自分の移動まで結構待ちました。
移動は空港の通路を利用しますが、通常の利用客は全くいません。
【10:57】記入書類のチェック
移動した先には、書類をチェックする場所があります。
ブースの様に分かれており、1ブース2人のスタッフがいます。
そこでパスポート、陰性証明書、誓約書、滞在国歴・健康状態を確認する書類を提出します。
こちらでは出国前の過去2週間以内の滞在国歴・搭乗してきた便名を口頭で聞かれます。
フィンランド(変異株流行国)からの入国だったため、
検疫所指定の宿泊施設に3日間待機に関する簡単な説明書も貰いました。
【11:02】PCR検査
書類チェックのブースから徒歩5秒のところに、PCR検査ブースがあります。
唾液を入れる容器を受け取り、パーテーションで隔てられたブースに入ると
レモンと梅干しの写真が貼ってあります。
これで唾液を捻り出せということですね笑
唾液が集まったら、容器を検査スタッフに渡して次に移動します。
人気が全く無く、不気味です。
【11:10】アプリダウンロード・説明
次の場所に移動すると、、、
14日間の待機期間中の説明書と待機期間中使用するアプリの説明書が渡されます。


ここでは、健康居所確認アプリ(MySOS)・GoogleMaps・COCOAをダウンロードしなければなりません。
スマートフォンを持っていない方は、こちらでレンタルが必要です。
アプリのダウンロードが完了したら、スタッフからアプリ説明があります。
設定や連絡先、動作確認などを1つずつチェックされます。
全ての確認や説明が終わったら、このチェックリストは回収されます。
次のエリアに移動する途中に、話題のZIP AIRが。
格安でいつか乗る予定が出来そうです。笑
【11:34】最終確認
次は最終確認のエリアです。
こちらもブースに分かれており、それぞれのブースには2名のスタッフがいます。
一人は質問や確認を行い、もう一人はそれを補助してました。
14日間待機期間中の連絡先、滞在先などの確認がありました。
それが終わったら、抗原検査の結果を待つエリアに移動します。
【11:38】検査結果待ち
最終確認を行ったエリアの隣に、検査結果を待つ場所があります。
それぞれの椅子には番号が貼られており、最終確認時に言われた番号の椅子に座ります。
お手洗いは自由に行くことができ、自動販売機もあります。


追加で貰った書類に必要事項の記入・確認を行います。
検疫所宿泊施設の登録票は、ホテルで提出します。
【14:59】番号読み上げ
抗原検査の結果が出た人から、番号が読み上げられます。
パスポートの裏側にシールが貼られており、こちらの下2桁の番号になります。
1度の番号読み上げで10〜15人くらい呼ばれます。
呼ばれた人が集まったら、引導スタッフと一緒に揃って次のエリアへ移動します。
【15:02】検査結果・待機ホテル通知
次の場所まで、移動してきたら検査結果・待機ホテルが通知されます。
結果は陰性!
陰性の場合はこちらの陰性証明を貰えます。
待機ホテルはルートイン千葉浜野に決定しました。
【15:05】入国審査
入国審査は通常通り行います。
空港スタッフに誘導されて、機械で入国審査を行います。
こちらで先程の陰性証明を提示します。
【15:07】荷物受け取り
入国審査が終わると、入国した順に受託手荷物を受け取りに行きます。
引導スタッフは先に国際線到着ロビーへ。
荷物はベルトコンベアから下され、並べて置かれてます。
税関審査も通常通り、携行品・別送品申告書を提出します。
【15:14】ホテル行きバス待ち
税関審査を通り、国際線到着ロビーに出てきたら
引導スタッフに再度番号を確認されます。(パスポート裏の番号)
ハローキティや初音ミクを見ると日本に帰ってきたという実感が湧きます。
直ぐにバスに乗るか、もしくは専用のエリアに隔離されるかと思ったら、、、
近くにあったベンチで待機することに。
周りには入国者ではない一般の人もいます。
そうです。ここでは喫煙所やお手洗いは一般の人と同じ場所を利用します。
引導スタッフに一声掛ければ、喫煙所やお手洗いに何度も行けてしまいます。
自分自身は入国者と分かってますが、一般の人は私が入国者と分からないと思います。
今日は散々隔離してきたのに、ここでこんなにユルくなるとは。。。
個人的にはここが1番驚きでした。(水際対策のぬるさを実感しました)
【16:02】ホテル行きバスに乗車
一緒に移動していた1組のお客さんが
全然到着ロビーに出てこなかった為、40分以上も待つことに。。。
(理由はスーツケースが破損していて、その手続きを行っていたとのこと。
この様な場合は一声引導スタッフに掛けましょう。)
バスに乗る際は大きい荷物を、荷物入れへ預けます。
バスに乗る前に再度番号を確認されます。
「車内では席を前後1席空けるように!」などの指示はなく
自由に座れました。(感染対策どうなってんだ)
成田空港からルートイン千葉浜野まで車で約50分くらいです。
【17:00】ホテル到着
夕方ということもあり、少し渋滞しました。(半分以上寝てたので、問題なし)
駐車場には車は一切停まっておらず、入国者専用の待機宿泊施設として稼働してます。
バスは正面玄関に停車。
【17:20】バス下車
まず子供連れの方、70歳以上の方からバスを降ります。
その後は前の席から、5組ずつくらいで降車。
少し待ってから、バスを降りました。
預けた荷物は既に下されて、ホテルロビーに置いてありました。
入口には誘導スタッフが2名。
手続きをするために、椅子に座って待ちます。
【17:22】ホテルチェックイン
座った2分後くらいに自分の番がやってきました。
チェックイン手続きでは、パスポートや書類、ホテル待機中の注意点確認を行います。
喫煙の有無、食事の種類確認も。(書類に記入しましたが、口頭で確認されます)
手続き後は夕ご飯の弁当を受け取り、エレベーターへ向かいます。
スーツケースなどの大きい荷物はスタッフの方が持ってくれます。
エレベーターまで誘導してくれ、1人でエレベーターに乗ります。
6階に到着すると別のスタッフが待機してて、大きい荷物を部屋まで運んでくれます。
廊下には弁当を置くための台がズラリと並んでます。
【17:26】部屋到着
ようやく部屋に到着しました!
1人で滞在するには十分な設備・広さです。
成田空港に到着して、ホテルの部屋まで7時間46分かかりました!!
まとめ
気を付ける点
実際に日本へ入国してみて、気を付ける点は3つあると感じました。
①書類の用意
まずはこれが1番大事です。
日本入国の際、事前に用意する必要な書類がいくつかあります。
これが無いと飛行機に登場することも出来ませんので、気をつけましょう。
事前用意が必要な書類
①PCR検査の陰性証明書(出国前72時間以内の検査証明)
②質問票(WEB)の回答QRコード
また事前準備が必要な書類は変わることもあるので
日本入国前は常にこちらを確認しましょう。
②自主的な感染対策
成田空港到着後は、自主的な感染対策をする必要があると思いました。
実際に空港内の移動や水際対策を見ると、対策が全体的にヌル過ぎます。
入国者と空港スタッフ間の感染対策はしっかりしている所が多いですが
入国者同士、一般の人と入国者間の感染対策はほぼ無いです。
密な状態も多く、自分自身は自分で守らなければなりません。
自主的に距離を保ったり、小まめな消毒など気を遣いましょう。
③体力勝負
空港に到着して、ホテルの部屋まで7時間46分かかりました。
到着する空港や時間帯、便によって若干異なりますが
検査・手続き・チェックなどに時間がかかることは間違いありません。
長時間フライトで疲れている中、追加で時間と労力がかかるので
体調を整え、ある程度覚悟して、万全の状態で挑みましょう。
コロナウイルス水際対策について
甘い!!の一言に尽きます。
何様??と言われそうですが、、、
例えば。。。
・パスポートのスタンプなどを見ずに、出国前の過去2週間以内の滞在国歴を口頭確認
・一般の人(入国者ではない)が利用する空港施設が利用できてしまう
などなど
これでは変異株が広がるのは、時間の問題だと感じました。
実際に日本に入国してみて
日本はやっぱり日本だな。と思いました。
紙主義でハンコは必須みたいな、悪い意味で遅れてるなと思いました。
口頭で質問・回答したり、アプリの説明を対面で15分以上かかったり
書類関係は手書きでの記入が必須だったり。。。
全てにおいて、時間がかかり過ぎです。
他の先進国では、入国時こんなに時間はかかりません。(もちろん時間がかかる国もあります)
ある程度時間がかかることは予想していたので、許容範囲内でした。笑
まとめ
日本入国する際に必要な書類や手続きは常に変化するので
小まめに厚生労働省のHPを確認する様にしましょう。
また自分で対策出来ることは自分でする、という考えは大切だと思います。
日本入国するのも一苦労です。。。